クレドを分解した6要素を備える人材像の育成を目指す
~行動心理を逆算した理想的な目標設定方法を学ぶワークショップなどを実施 ~
株式会社アドックインターナショナルは、日本製の電話局交換機システムを主にアジア・アフリカ・南米地域などの海外に広く普及させる通信のインフラ会社として1990年に創業。現在、日本国内でも生活に欠かすことのできないインターネットや携帯電話の通信ネットワークを支えるエンジニアリング事業や、それらをAI等で全自動制御するソフトウェアの開発・導入支援等を行っています。今回は、当社ではこうしたビジネスを支える人財をどのように育成しているかについて、ニュースレターとしてお届けします。
アドックインターナショナルは、「BE THE USERSHIP COMPANY」のビジョン下、「自らチャンスを創り、自ら成長し続ける」をミッションに定め、日々新しい技術やシステムが生まれていくIT業界で、その最先端に挑戦することを通じ、技術者自身と事業の成長を大切にしています。そのため、社員全員の「成長したい」「挑戦したい」という想いを柔軟に受け止めて、次の一歩をしっかりと支える体制を整え続けています。中でも、社員の一員となる最初の段階である新入社員研修はもっとも重要な研修と捉えており、毎年その内容を模索・改定しています。
■理想の人財像に近づけるカリキュラムのキーワードは「今年の新人はすごいね」
研修は、企業理念や事業計画、各部署の業務内容、ITエンジニアとして必要なネットワークの基礎知識などについて、社内外のリソースをうまく活用しながら学んでいきます。この研修を構築する人事担当がキーワードとしているのは、「今年の新人はすごいね」と配属先の先輩やサポートするクライアントに言われること。そのため、その一例として、新入社員が自信の立ち位置と求められていることを的確に把握し、その期待に応えるための理想的な目標設定の考え方を学ぶ「キャリアパスプランニング」という4時間のワークショップも組み込んでいます。
この研修は行動心理を逆算して考えていくもので、成功はどういう要素の塊で出来ているか、それが何かを定義していきます。その上で、個人目標を設定する際、「自分がやりたい事」「(自分がやりたいことを達成するために)自分ができること」「(上司・先輩・同僚・家族などそれぞれの環境において)自分が期待されていること」を整理し、「(追い詰められて頑張るタイプなのか、コツコツタイプなのかなど)自分がどういうタイプなのか」を考慮することで、感覚的な設定でなく、個人の能力や環境において適切な目標を論理的に設定することができるようになります。この研修は新人のみならず、当社社員は定期的に受ける研修となっており、この考え方が身に付くことで、周囲とのブレやズレを減らしながら自身が目指す方向に成長していくことができます。
考え方の整理事例
■一番大切なことは「クレド」への適合
こうした新入社員研修でもっとも重視していることは、当社社員の行動指針である「クレド」を理解してもらい、適合してもらうことです。働く上でのスキルを身に付けることはもちろん重要ですが、それ以上に当社のカルチャーを理解し、考え方を共有することが、今後ともに働く社員となる上では、欠かせないポイントだと考えています。
ADOC Credo (Value)
真のユーザーシップ企業として、人と社会を豊かに
◆正々堂々
しがらみにとらわれず、何事にも臆することなく公明正大に立ち向かう。
◆一諾千金
交わした約束を守るために全力を尽くし、適時・適切・迅速に対応する。
◆機会創造
好機を自ら創り、挑戦し続けることで成長し、新しい企業価値を生み出す。
◆顧客視点
常にお客様の立場に立ち、お客様にとつて最善の策をもって行動する。
◆現場主義
疑問・違和感・好奇心を胸に、現場の兆しからお客様の喜びと成功を引き出す。
■「クレド」を分解して導き出したアドック人材像の6つの要素
新入社員研修で目指すことは「クレド」に適合した人財の育成ですが、そのためには「どのような人物なら、当社のクレドを実行できるのか」を見極めることが必要です。そのため、新入社員研修のカリキュラム構築の大前提として、「ADOCの人財像」として定義することから始めました。例えば、クレドの一つ「正々堂々」を実践するためには「人の意見に左右されず自分で判断すること」が必要ですし、「機会創造」を実践するためには、「やったことがなくても、どうやったらやれるかを考えること」が求められます。このようにしてクレドを分解することで、人財像として「かるい人」「面白い人」「人のことが気遣いできる人」「良く考える人」「学ぶ人」「仲間を大切にする人」と6つの要素を導き出し、これを基に研修を検討しました。
当社では、従業員の成長が会社の成長に大きくつながると考えているため、この他にもさまざまな人財育成の施策を導入しています。これからも従業員のニーズや時代の流れも勘案しながら施策の改廃を行いながら、社外の皆さまにも当社をより知っていただけるよう、情報を公開して参りたいと思います。
■株式会社アドックインターナショナルについて
株式会社アドックインターナショナルは創立から30年を迎え、主に大手携帯キャリアの5G領域を含む通信インフラ構築・技術支援などのICTエンジニアリング事業を国内外に展開しています。またクラウド環境の統合管理やビックデータ、RPAに関するソリューションに加え、近年はアジャイル、DevOpsといった新たな開発環境におけるソフトウェア品質検証にも注力。AIによるテスト自動化ツールとして国内外で評価が高まる「Eggplant」の国内代理店として、自動化の設計から実行、運用まで一貫してカバーする、高度なテスティングサービスを提供しています。
社名:株式会社アドックインターナショナル
代表者:代表取締役社長 小林常治
所在地:東京都立川市曙町2丁目36-2 ファーレ立川センタースクエアビル 6F
設立:1990年9月1日
資本金:1億7,420万円(2022年9月1日現在)
従業員数:153名(2022年9月1日現在)
事業内容:情報システムの設計・構築・運用・保守
通信運用システムの開発・販売・アウトソーシング
テスティングサービス
テスティングに関わるプロダクトの販売/構築/運用保守
テスト自動化、業務自動化(Robotic Process Automation)サービス
上記に伴う技術教育サービス
株式会社アドックインターナショナル 広報事務局
担当:蛭川(090-2729-0859) / 今里(070-1639-9783)
Email: pr@netamoto.co.jp
TEL:03-5411-0066 FAX:03-3401-7788