品質テストのプロ集団が、AIを活用したソフトウェア品質テスト自動化サービスで、
今まで不可能だった組み込み系などのソフトウェアのテスト自動化を行い、
IT人材の人手不足を解消しています！
取り組みの内容
現在、ありとあらゆる電子デバイスに組み込まれている「ソフトウェア」。
常に人手不足が叫ばれている業界ですが、それは単純にエンジニアが少ないだけでなく、従来の制作方法では、現代のより多機能で素早いアップデートに追いつかなくなってきているのが現状です。
例えば皆さんが普段利用しているスマホアプリ。毎週のようにアップデートがかかり、新しい機能が追加され続けています。
新しい機能を追加するとき、その追加した部分のみをテストするわけではなく、そのアプリすべての機能をテストして、すべてが動いていなければリリースすることはできません。
機能が追加される度に、すべての機能をテストしていくわけなので、テストをする箇所が雪だるま式に増えていきます。
世の中のアプリは動いて当たり前なので、何か大きな不具合が発生してしまうと、製品だけでなく会社自体の信用も失ってしまいます。
そうすると、アプリを作る人(プログラマー)より、アプリをテストする人(テスター)の数(人件費)が上回ってしまい、新しい機能を開発するスピードが遅くなり、製品の競争力が落ちてしまいます。
また、効率的にテストを行うには、プログラムに精通した、経験豊富な人材が必要になります。
しかし経営者としては、そういった高度な知識や経験を持つ人材には、もっと会社の売り上げを伸ばすような建設的な業務に専念して欲しいと考えることが一般的です。実際、人的な余裕のない中小企業の場合は、開発を行ったプログラマーが兼務するか、経験の少ないプログラマーが研修を兼ねてテスターとなることがほとんど。ソフトウェア業界は、こういったジレンマを抱えながら、ソフトウェアの多機能高付加価値化と人手不足への対応に苦慮しているのが現状です。
それを解決し、テストに割かなくてはならない人員を、サービスの企画や制作などのより生産的な業務に割り振り、サービスの価値を高めていく事を目標に、テストのプロチームが最新のAIテスト自動化ソフトウェアを駆使し、開発企業様をサポートしています。
実績
あるソフトウェア企業から、「どうしてもアプリを公開した後に不具合が見つかってしまい、ユーザーの信頼を損ねてしまっている」というご依頼を受け、Eggplantと、それをマスターしたエンジニアをセットで導入しました。
今まで人力でやっていたテスト項目が95ケース(95通りの異なる手順で操作を行い、すべての手順が機能するか？)あり、これだけですべての不具合を見つけることができませんでした。
そこで、Eggplantによりテストを自動化することで、テスト項目を3327ケースにまで増やすことができ、しかもこれを無人で、定期的に実行することができるようになり、新たに深刻な4つの不具合を見つけることに成功しました。
しかも、テスト人員は当初の8人から1人と1つのPCで行えるようになりました。
当社としては、導入効果を最大限高めるために、Eggplantの効果検証や、各機能とユーザー需要の比較検証等を行い、当社エンジニアが導入時のサポートをすることにより、ユーザーから見て難易度が高いテストを、短期間かつ最大限の効果でご提供できるよう、準備を重ねています。
取り組みを開始したきっかけ
当社アドックインターナショナルは、ITネットワークエンジニアリング企業として、今年で創業から34年を迎えます。
主にクライアントの現場に常駐し、現場でのネットワーク構築や運用業務をおこなっております。
その中で、多くのクライアントがテストに対する悩みを持っており、そのテストの遅れが我々の業務に支障をきたすこともありました。
そういったクライアントの悩みを解消すべく、このEggplantを活用したテスト自動化支援サービスを開始いたしました。
取り組みにおいて苦労したこと
開始当初、テスト自動化ソフトウェアは日本ではあまり認知されておらず、あくまでも補助的な使い方しかされていませんでした。 営業が「最新のソフトウェアです。導入してください」と掛け合ってもいい反応はほとんどなく、またEggplantがイギリス生まれのソフトウェアだったこともあり、なかなか「使ってみよう」とはなりませんでした。 そこで、当社エンジニアが直接お客様の現場に出向き、設定やトレーニングの支援をや、「未来のテストはこうなる」という切り口で、ウェビナーやブログ等のオンラインメディアでの情報発信を精力的に行い、開発企業様に興味を持っていただくことから始めました。
今後の展望
今後も、「テスト人員の調達に苦労されている開発企業」や「テストの自動化がうまく行かなくて悩んでいる開発企業」を中心に、より多くのものづくりに関わる方たちに、テストの重荷から開放され、サービスやビジネスの創出に関わる時間を増やすことで、価値の高い企業になるお手伝いをしていきたいと考えています。
