障がい者の就労機会拡大とIT業界の人材不足解消へ
聴覚・知的障害を持つ学生のインターンシップを実施
2024年4月から義務化される「合理的配慮」の提供も進める
通信インフラ構築などのICTエンジニアリング事業を展開する株式会社アドックインターナショナル(本社:東京都立川市、代表取締役:小林 常治/以下ADOC)は、東京都立立川学園の就労体験実習に協力し、11月13日(月)から11月17日(金)まで、聴覚・知的障害を持つ高校2年生1名のインターンシップを実施しました。
当社では、2008年から東京都立立川学園の就労体験実習に協力しており、感染症の流行等の理由で受け入れができなかった2020年・2021年を除き、毎年1~2名のインターンシップを実施しています。本インターンシップでは、IT業界に対する就業観の醸成と社会人基礎力を身につけてもらうため、AI開発などに活用できるプログラミング言語「Python(パイソン)」を使ったプログラミング実習や、マサチューセッツ工科大学のメディアラボによって開発されたプログラミングを視覚的に学ぶことのできる「Scratch(スクラッチ)」を活用した実習など、実践的な就労体験を提供しています。
過去には、本インターンシップ参加者から1名の採用を実施し、入社に合わせて筆談機の導入や配属部署のメンバーに対する障がい者受入れ教育を実施するなど、企業に求められる合理的配慮の提供を進めてまいりました。
現在、IT業界ではエンジニアが不足しており、中途採用だけでなく新卒採用も行っている当社でも、採用活動の難しさを感じています。特に新卒求職者においては、「IT技術は難しい」という固定概念を持つ方が多く、その一因はIT技術の開発現場に触れる機会が少ないことだと感じています。小学校から高等学校でプログラミング教育が必修化されたことは、若い世代がIT技術を身近なものとして学ぶ機会になり、職種選択の幅を広げるきっかけになりますが、IT業界への心理的ハードルを乗り越えるには、まだまだ施策が不足しているように感じています。
こうした状況の中、IT業界において障がい者雇用を拡大することは、障がい者にとって就労機会が拡大することのみならず、IT業界の人材不足を解消する点でも重要な施策であると考えています。当社では、今後は本インターンシップを含め、障がい者の法定雇用率達成と、合理的配慮を含めた誰もが働きやすい職場環境の整備に取り組んでまいります。
■株式会社アドックインターナショナルについて
株式会社アドックインターナショナルは創立から30年を迎え、主に大手携帯キャリアの5G領域を含む通信インフラ構築・技術支援などのICTエンジニアリング事業を国内外に展開しています。またクラウド環境の統合管理やビックデータ、RPAに関するソリューションに加え、近年はアジャイル、DevOpsといった新たな開発環境におけるソフトウェア品質検証にも注力。AIによるテスト自動化ツールとして国内外で評価が高まる「Eggplant」の国内代理店として、自動化の設計から実行、運用まで一貫してカバーする、高度なテスティングサービスを提供しています。
社名:株式会社アドックインターナショナル
代表者:代表取締役社長 小林常治
所在地:東京都立川市曙町2丁目36-2 ファーレ立川センタースクエアビル 6F
設立:1990年9月1日
資本金:1億7,420万円(2022年9月1日現在)
従業員数:153名(2022年9月1日現在)
事業内容:情報システムの設計・構築・運用・保守
通信運用システムの開発・販売・アウトソーシング
テスティングサービス
テスティングに関わるプロダクトの販売/構築/運用保守
テスト自動化、業務自動化(Robotic Process Automation)サービス
上記に伴う技術教育サービス
株式会社アドックインターナショナル 広報事務局
担当:蛭川(090-2729-0859) / 今里(070-1639-9783)
Email: pr@netamoto.co.jp
TEL:03-5411-0066 FAX:03-3401-7788